スマホで「脳の疲れ」と「ストレス」を評価 2023.7.23更新
○アプリ「ヒロミル ー疲労・ストレス スキャンー」
2022年10月より、ヒロミル-疲労ストレススキャン専用サイトを開設いたしました。
→専用サイトはこちら
10秒で脳の疲れを評価できる「お急ぎモード」を2022年10月17日(月)よりリリース。
2020年11月より60秒で健康状態を評価するアプリ「ヒロミル」をリリースし、高評価をいただいています。しかし朝起きたときや寝る前、仕事に取りかかる前などで日常的に利用しやすくするために、「もっと計測時間を短くできないか」との声を多くいただいておりました。
そこで、これまでとは全く異なる評価アルゴリズムを用いて10秒で脳の疲労を評価することができる「お急ぎモード」を開発致しました。
2022年10月17日(月)よりリリースしていますので、ご活用ください。
→プレスリリースはこちら
1.一般の方向けのサービス
有料アプリサービス(月額500円(使用回数は無制限)) 2週間の無料体験期間を設置しています。体験期間の終了後はアプリをご利用できなくなり、自動で課金されることはありません。有料アプリサービスでは、下記2つの評価が可能です。
1-2. 周波数解析アプリ:60秒間の計測後、自律神経について「脳の疲れ」と「ストレス」の分析を行い、2次元グラフで現在の状況をわかりやすく表示しています。また、「脳の疲れ」と「ストレス」の推移をグラフで表示するとともに、結果の解説や対策などについても紹介しています。ストレスに伴う変化を調べたい場合は、周波数解析アプリの評価をお勧めいたします。
1-2. ローレンツプロット解析アプリ:10秒間の計測後、自律神経について「脳の疲れ」の分析を行うとともに、「脳の疲れ」や自覚的な元気度の推移をグラフで表示し、アドバイスも行っています。短時間の計測で「脳の疲れ」を調べたい場合は、ローレンツプロット解析アプリの評価をお勧めいたします。
本サービスでは健康の維持・増進を目的としてわかりやすい情報を提供しております。疾病の診断、治療、予防を目的としておらず、医療機関の診断に代わるものではありません。
このアプリではスマホのカメラ機能で脳の疲れとストレスを評価しています。測定方法についてはスマホ測定でよくある質問をご参照ください。またアプリの詳細は下記動画や記載内容をご覧ください。
iOSに続き、Androidアプリを2021年7月よりリリースしています。AndrodにおいてもiOSと同様に体験期間(2週間)を設置しています。Androidのスマホ機種が極めて多いため、全ての機種での動作確認はできておりません。動作確認が取れている機種を下記リンクよりご参照ください。
→動作確認が取れている機種一覧
2.法人契約・団体契約
2021年7月より、法人契約・団体契約でのご利用が可能になりました。 法人契約の詳細につきましては、相談窓口(soudan@fmcc.co.jp)にお気軽にお問い合わせください。
○ヒロミル 疲労・ストレス スキャンアプリ紹介動画
測定時のスマホカメラへの指のあて方
最近、疲れていると感じるあなたへ
アプリの開発背景・特許技術・分析方法について
有料アプリサービス(月額500円(使用回数は無制限))は、2週間は無料でご利用いただくことができますので、ぜひお試しください。体験期間が終了後はアプリをご利用いただけなくなりますが、自動で課金されることはありません。継続してご利用をご希望の方はアプリ内の有料バージョンへのボタンをクリックし必要情報を登録することにより利用が可能となります。なお、ご使用に先立ってアプリ利用規約をご確認いただくようお願いいたします。有料アプリでは利用規約に同意するボタンをクリックして、利用規約に同意いただく必要があります。
〇脳の疲れとストレスの評価結果 表示例
30回以上計測されますと、前回の計測結果との比較やこれまでの中央値との比較などのコメントもご提供しています。
脳の疲れとストレスの結果 表示例① 良好な状態
計測回数が30回未満の場合
脳の疲れ:53/ストレス:1.36
今回の測定結果:ストレスはうまく保たれており脳の疲れもあまりなく、健康な状態です。
対策:ストレス、脳の疲れはともに正常です。この状態を維持するように心がけましょう!
計測回数が30回以上の場合
脳の疲れ:53/ストレス:1.36
(前回の計測値が脳の疲れ:65/ストレス:2.50
これまでの中央値が脳の疲れ:63/ストレス:3.70の場合)
今回の測定結果:前回よりストレスが大きく改善してリラックス状態にあり、脳の疲れも改善し、正常な状態になっています。
対策:健康な人にみられる結果ですので、この状態を維持できるように努めましょう!
※前回との比較はうまく測定できている時との比較です。
これまでの傾向との比較:ストレスのこれまでの傾向は3.70の軽度過緊張状態ですが、今回はやや低く正常範囲です。脳の疲れのこれまでの傾向は63で高い状態ですが、今回はやや低下し正常な状態です。
脳の疲れとストレスの評価結果 表示例② 急性ストレス状態
計測回数が30回未満の場合
脳の疲れ:40/ストレス:7.24
今回の測定結果:強い精神的な過緊張の状態で、脳活動もやや高まっています。
対策:リラックスされることをお勧めいたします。自分にあったリラックス法を見つけることが大切です*3)。また、時間をおいての再計測でこのような状況が続く場合は、このアプリにあります相談窓口をご利用いただくこともできます。
計測回数が30回以上の場合
脳の疲れ:40/ストレス:7.24
(前回の計測値が脳の疲れ:55/ストレス:2.50
これまでの中央値が脳の疲れ:63/ストレス:3.70の場合)
今回の測定結果:前回よりストレスがさらに上昇して精神的な強い過緊張がみられますが、脳の疲れは改善し、健康な状態になっています。
対策:リラックスされることをお勧めいたします。自分にあったリラックス法を見つけることが大切です*3)。また、時間をおいての再計測でこのような状況が続く場合は、このアプリにあります相談窓口をご利用いただくこともできます。
※前回との比較はうまく測定できている時との比較です。
これまでの傾向との比較:ストレスのこれまでの傾向は2.50の軽度過緊張状態ですが、今回はさらに高く強い過緊張状態です。脳の疲れのこれまでの傾向は63で高い状態ですが、今回はやや低下し正常な状態です。
脳の疲れとストレスの評価結果 表示例③ 慢性ストレス状態
計測回数が30回未満の場合
脳の疲れ:63/ストレス:4.00
今回の測定結果:ストレスが高く緊張状態にあり、脳の疲れも大きく上昇しています。
対策:脳の疲れの回復とともに自分にあったリラックス法を見つけることが大切です*2)。十分な睡眠時間を確保するとともに、規則的な生活をするように心がけましょう。
計測回数が30回以上の場合
脳の疲れ:63/ストレス:4.00
(前回の計測値が脳の疲れ:57/ストレス:4.80
これまでの中央値が脳の疲れ:52/ストレス:2.80の場合)
今回の測定結果:前回と同様にストレスが高く精神的な軽度過緊張がみられ、脳の疲れは、前回と比較して上昇し、極めて高い状態になっています。
対策:脳の疲れの回復とともに自分にあったリラックス法を見つけることが大切です*2)。十分な睡眠時間を確保するとともに、規則的な生活をするように心がけましょう。
※前回との比較はうまく測定できている時との比較です。
これまでの傾向との比較:ストレスのこれまでの傾向は2.80の軽度過緊張状態で、今回も同様の結果です。脳の疲れのこれまでの傾向は52で正常な状態ですが、今回はやや強く高い状態です。
脳の疲れとストレスの評価結果 表示例④ 疲弊(ひへい)状態
計測回数が30回未満の場合
脳の疲れ:64/ストレス:1.13
今回の測定結果:ストレスはうまく保たれていますが、脳の疲れがかなり上昇しています。
対策:十分な睡眠時間を確保するとともに、規則的な生活をするように心がけましょう*1)。また、時間をおいての再計測でこのような状況が続く場合は、このアプリにあります相談窓口をご利用いただくこともできます。
計測回数が30回以上の場合
脳の疲れ:64/ストレス:1.13
(前回の計測値が脳の疲れ:45/ストレス:2.50
これまでの中央値が脳の疲れ:34/ストレス:1.80の場合)
今回の測定結果:ストレスは前回より改善し、精神的な緊張度はうまく保たれていますが、脳の疲れは、前回と比較して上昇し、極めて高い状態になっています。
対策:十分な睡眠時間を確保するとともに、規則的な生活をするように心がけましょう*1)。また、時間をおいての再計測でこのような状況が続く場合は、このアプリにあります相談窓口をご利用いただくこともできます。
※前回との比較はうまく測定できている時との比較です。
これまでの傾向との比較:ストレスのこれまでの傾向は1.80の正常範囲で、今回も同様の結果です。脳の疲れのこれまでの傾向は34で健康な状態ですが、今回は非常に強く高い状態です。
※1,2,3疲労とストレスに関する一般的なアドバイス
*1)脳の疲れが高まっている方への一般的なアドバイス軽度の場合
脳の疲れから回復するには、睡眠時間を十分に確保することが大切です。また、日常生活においては絶えず休憩をするのではなく、ONとOFFのメリハリをつけるようにしましょう!
強くみられる場合
脳の疲れの回復には、十分な睡眠時間の確保とともに、質の良い睡眠を取ることが大切です。夜の入眠60分前からは、脳に刺激となるスマホやテレビなどの光刺激は避けるようにしましょう!また、起床時にはシャワーを浴びるなどの脳活動を高める取り組みも大切です。ボーっとする、考えがまとまらない、やる気がないなどの症状が続くようでしたら医師と相談しましょう。
*2)ストレスとともに脳の疲れが高まっている方への一般的なアドバイス
軽度の場合
リラックスをするためには、体操やヨガ、呼吸法、音楽、アロマ、マインドフルネスなどさまざまな方法があります。リラックス法の前後でスマホを用いてストレスを評価し、自分にあったストレス軽減法をみつけましょう!
脳の疲れから回復するには、睡眠時間を十分に確保することが大切です。また、日常生活においては絶えず休憩をするのではなく、ONとOFFのメリハリをつけるようにしましょう!
強くみられる場合
ストレス状態が続く場合は、リラックス法を活用するとともに、何が自分のストレスになっているのかを確認してみましょう!ストレスが解決できると思えたら、まず解決に向けた取り組みを進めましょう!解決できない場合は、友人や家族と相談することも大切です。また、周りにヒトのいないところで、怒る、泣く、大声で叫ぶなど、自分の感情を表に出すと楽になることもあります。
脳の疲れの回復には、十分な睡眠時間の確保とともに、質の良い睡眠を取ることが大切です。夜の入眠60分前からは、脳に刺激となるスマホやテレビなどの光刺激は避けるようにしましょう!また、起床時にはシャワーを浴びるなどの脳活動を高める取り組みも大切です。
体調不良が続くようでしたら、医師と相談しましょう。
*3)ストレスが高まっている方への一般的なアドバイス
軽度の場合
リラックスをするためには、体操やヨガ、呼吸法、音楽、アロマ、マインドフルネスなどさまざまな方法があります。しかし、これらの効果は個人差が大きいため、自分にあったリラックス法をみつけることが大切です。リラックス法の前後でスマホを用いて自分のストレスを評価し、自分にあったストレス軽減法をみつけましょう!
強くみられる場合
ストレス状態が続く場合は、自分にあったリラックス法を取り入れるとともに、何が自分のストレスになっているのかを確認してみましょう!ストレスの原因を解決できると思えたら、まず解決に向けた取り組みを進めましょう!解決ができない場合は、自分だけで考えるのではなく、友人や家族と相談することも大切です。また、解決ができないストレスがあるときは、周りにヒトのいないところで、怒る、泣く、大声で叫ぶなど、自分の感情を表に出すと楽になることもあります。不安や抑うつなどの症状が続くようでしたら、医師と相談しましょう。
7種類の顔マークで結果を表示しています
脳の疲れはみられず、リラックスできています。
この状態を維持しましょう。
少し脳の疲れが高まってきています。
脳の疲れはあまりみられませんが、ストレスが少しみられます。
ストレスが高まっています。
大きなストレスを抱えていたり、多忙で余裕がなくなっていませんか?
ストレスとともに脳の疲れが高まってきています。
ストレスとともに強い脳の疲れがみられます。
リラックスできていますが、強い脳の疲れがみられます。
かなり疲れがたまっていませんか?
※ここで表示しているコメントは1例であり、コメントは随時改良しておりますので実際のものと異なる場合がありますことをご了承ください。
※本サービスは、疾病の診断、治療、予防を目的としておらず、医療機関の診断に代わるものではありません。必要に応じて医療機関を受診されることをお勧めします。
〇健康状態についてのアンケート
客観的な脳の疲れとストレスの評価に加えて、主観的な健康状態についてアンケートから評価し、五角形のレーダーチャート形式で表しています。今回の結果に加え、前回の結果とこれまでの平均値が表示されていますので、これまでとの変化についても把握することが可能です。
なお、健康の維持・増進に向けてより活用しやすいアプリとなるよう、2022年9月よりアンケートの項目を下記の項目へ変更いたしました。引き続きご活用いただけますと幸いです。
質問内容:
現在の状態についてお答えくだい。
1. 元気:(元気ですか?)
2. リラックス:(リラックスできていますか?)
3. 活動量:(体を動かしていますか?)
4. 意欲:(やる気がありますか?)
5. 睡眠:(昨晩はよく眠れましたか?)
健康状態評価結果 表示例
今回の結果は各項目の右に表示されています。
〇脳の疲れとストレス評価の信頼性
本アプリは、スマホのカメラ機能を用いて60Hz(アップサンプリング)で指先の脈波データの収集を行い、スマホとつながっているホストコンピューターにて周波数分析をして「脳の疲れ」と「ストレス」を提供しております。連続した心電波を計測して心拍の間隔が正確に評価できる超軽量ワイヤレス生体センサー(RF-ECG)「ボナリーライト(株式会社ジー・エム・エス)」(1000Hz)と同時測定による精度合わせを実施しており、心拍間隔については極めて高い正の相関係数、自律神経活動についても高い正の相関係数を実現しております。なお、高齢者ではノイズや不整脈などがみられる場合があり少し相関性が低下することがあります。
指先の脈波は自律神経活動と深く関わっていることがわかっています。
「脳の疲れ」と「ストレス」が高い状態が続く場合には医療機関を受診されることをお勧めいたします。
関連会社の㈱疲労科学研究所が提供しております健康機器(VM600やMF100)を用いて心電波と脈波を2分間計測(600Hz)することで正確な自律神経機能評価ができます。
VM600、MF100などの機器を用いて私たちが行ってきました自律神経機能評価プロジェクトは下記認定事業として評価されています。また、研究成果は学術論文としても発表致しておりますので、ご参照ください(http://www.fmcc.co.jp/fatigue.html)。
医師:倉恒弘彦(くらつね・ひろひこ)
プロフィール
大阪市立大学医学部客員教授として、疲労クリニカルセンターにて診療。1955年生まれ。
大阪大学大学院医学系研究科 招へい教授。
日本疲労学会理事。著書に『危ない慢性疲労』(NHK出版)ほか。